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深田研談話会

過去の談話会

2010年度

深田研地形学習会 「富士山の地形の謎を探ろう!」
講師:池田 宏 氏 (元筑波大学 深田地質研究所客員研究員)
現地での学習会と室内での実験観察会をセットで開催します。
1日目【富士山一周ジオツアー】
・日時:5月15日(土) 10:00~17:00
・集合・解散場所:小田原駅前
富士山麓をバスで一周します。富士山の地形をよく見て、みんなで謎を見つけよう!(天候不良の場合は「生命の星・地球博物館」等の関連施設を見学)
2日目【富士山の地形実験観察会】
・日時:5月22日(土) 13:00~16:00
・会場:深田地質研究所 研修ホール
1日目のジオツアーで見つけた謎を探る実験観察会を行います。キーワードは「富士山の傾斜角」「広い裾野」「大沢崩れ」「吉田大沢」「宝永山」「富士五湖」 etc.

第127回(大阪) 「プレート境界岩石学の新しい展開」
講師:鳥海光弘 氏 (東京大学大学院特任教授)
日時:7月16日(金) 15:00~17:00
日本海溝から伊豆マリアナ海溝や南海トラフ、琉球海溝は典型的な沈み込みプレート境界です。そのようなプレート境界と島弧は地球表面におけるもっとも活動的な地域として、人間圏にとって大変重要な地域です。こうした沈み込みプレート境界の短期的な時間尺度の実態や運動は、おもに地球物理学的に探査されてきました。今回は、中長期的な実態や挙動を地質学的あるいは岩石学的な研究から紹介したいと思います。

第128回 「レアメタルの動向と今後の事業展開」
講師:厨川道雄 氏 ((独)産業技術総合研究所),納 篤 氏 ((独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
日時:9月24日(金) 15:00~17:00
1972年にローマクラブが発表した「成長の限界」で、「多くの資源が持続可能な限界を超えてしまっている」と指摘しました。その中で、クロムやコバルトなどのレアメタルについては、当時の事情から、比較的持続可能という判断をしていました。しかし、それからほぼ40年経過した今、レアメタルの需要が急増し、我が国にとってその確保が大きな問題となっています。今回は、レアメタルを中心とした鉱物資源の動向と、鉱物資源について大きな役割を担っている(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構の事業展開について、紹介したいと思います。

第129回(高知) 「ジオ鉄-自然を楽しむ鉄道旅行のススメ」
講師:加藤弘徳氏((株)荒谷建設コンサルタント),藤田勝代氏((財)深田地質研究所)
日時:11月5日(金)18:00~20:00 (開場 17:00)
会場:高知市文化プラザかるぽーと 2階 小ホール
車窓目線だからこそ見える、気づく大地(ジオ、Geo)の物語があります。車窓目線で大地の物語を読み解く楽しみをみんなで分かち合いましょう。「ジオ鉄」は鉄道旅行を知的に楽しむ新しいスタイルです。本講演では深田地質研究所が中心となって提案する新たな取り組み「ジオ鉄」について紹介します。四国を縦断するJR四国・土讃線のジオ鉄を例に、沿線の地質・地形・鉄道遺産の見どころ(ジオポイント)を詳しく解説しながら、自然を楽しむ鉄道旅行「ジオ鉄」の魅力についてたっぷりとご紹介します。

第130回(現地・四国) 「ジオ鉄-自然を楽しむ鉄道旅行(土讃線)」
講師:加藤弘徳氏((株)荒谷建設コンサルタント),横山俊治氏(高知大学),藤田勝代氏((財)深田地質研究所)
日時:11月6日(土) 7:45~15:10
JR四国・土讃線の特急列車および普通列車に乗車し、沿線の地質・地形・鉄道遺産の魅力について専門家と一緒に散策しながら、ジオ鉄ツアーを楽しみます。
〔集合〕7:45高知駅―アンパンマン列車の車内より車窓遠望:繁藤駅(繁藤災害記念碑)・土佐北川駅(橋梁上の駅)ほか-大歩危駅周辺ジオウォーク(三波川帯の結晶片岩、川下り体験)―阿波池田駅(中央構造線断層崖見学)―坪尻駅周辺ジオウォーク(スイッチバック見学、水路トンネル観察)―〔解散〕15:10阿波池田駅

第131回(大阪) 「最近の地震津波による被害実態と教訓 -巨大地震による津波の調査結果より-」
講師:今村文彦 氏 (東北大学大学院教授)
日時:12月3日(金) 15:00~17:00
21世紀に入り,自然災害による被害は確実に拡大化していきます.この数年の間で,スマトラ沖地震・インド洋大津波,パキスタン・中国四川・ハイチ地震,ハリケーン・カトリーナ,チリ中部地震津波など,史上最悪規模の災害が続いています.特にインド洋・環太平洋周辺では連続的に発生し大きな被害が出ています.その影響は,人間活動だけでなく沿岸での環境・生態系へも出ています.巨大地震による津波について現地調査や解析により得られた被害実態を踏まえ,我々が持つべき教訓を紹介します.

第132回 「地下環境と物質移動 -長期的地下空間利用における応用地球科学-」
講師:吉田英一氏 (名古屋大学博物館資料基盤研究系 教授)
日時:1月28日(金) 15:00~17:00
地下環境は岩石と地下水で構成されています。この地下環境の機能を、資源備蓄や廃棄物処分等において、大規模かつ超長期に活用しようとするプロジェクトが進められています。それらには共通して、数百年?数万年という時空間での地下環境の働きや、物質移動に関する現象の理解が求められます。このようなニーズに対してどう応えるか。これまでの地下研究やナチュラルアナログという研究事例を通して、その現状と課題を紹介します。

第133回 「変動帯に生きる -季語の科学-」
講師:尾池和夫 氏 (財団法人国際高等研究所 所長 前京都大学総長)
日時:2月25日(金) 15:00~17:00
日本列島はプレートが集まってくる東アジアに生まれた新しい島である。日本海が1500万年前から拡大して、東アジアの大陸から列島の大地が離れてできた。私たちは、その列島で四季折々の自然の変化を楽しみ、季語を俳句に詠みこんでいる。その四季の変化は、どのような現象として認識されるのか、なぜ京都の紅葉は鮮やかな色を見せてくれるのか、そもそもなぜ四季の変化は毎年くり返しているのか。このような現象を生み出した地球の歴史をふり返り、基本的な知識を整理しながら、変動帯に生きる日本人の暮らしを見つめてみたい。

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