◆日時:2019年10月6日(日)10時~16時
◆入場無料 ● 全館禁煙● 駐車場は使用できません● 自動販売機はありません
主 催:公益財団法人深田地質研究所
後 援:日本古生物学会
協 力:応用地質株式会社、 株式会社環境総合テクノス、 一般社団法人黒部・宇奈月温泉観光局、黒部峡谷鉄道株式会社、三陸鉄道株式会社 、富山大学理学部生物圏環境科学科、南紀熊野ジオパーク推進協議会、一般社団法人日本地質学会、 文京区富士前町会、三笠ジオパーク推進協議会、三笠市立博物館 [五十音順]
化石の日2019スペシャルトーク
【会場】 深田地質研究所 研修ホール
「化石の日」にちなんで古生物学者のみなさんが化石の魅力をたっぷり語る新企画!
10:15-10:20 主旨説明 藤田勝代 (深田地質研究所)
10:20-11:20 1. 古生物学者になりたい!
奥村よほ子(佐野市葛生化石館)、宮田真也(城西大学)、泉 賢太郎(千葉大学)、木村由莉(国立科学博物館 地学研究部)、ロバート・ジェンキンズ(金沢大学)、矢部 淳(国立科学博物館 地学研究部)、中島 礼(産総研 地質情報研究部門)
日本古生物学会所属の若手研究者によるリレートーク。古生物学者と一口で言っても、いろいろな職業(例:大学教員、博物館、研究所)があります。代表的な“古生物職”に従事しているご本人から、それぞれの職業の魅力、どうして(何のきっかけで)古生物学者を目指し今に至るのか、その魅力をお話します。
11:20-12:20 2. 古生物学者に聞く!「ケンキュウ」ってなんだ!?
相場大佑(三笠市立博物館)、村宮悠介(深田地質研究所)
古生物学者たちの長きに渡る研究によって、大昔のいきものに関する様々なことが分かってきました。では、古生物学の「研究」とは、どのように行われるのでしょうか?アンモナイトを専門とする若手古生物学者が、普段は語られない研究の過程を楽しくお話します。
13:30-15:00 3. 特別講演 「恐竜博2019」の標本たちから、進化の話を聴いてみよう
真鍋 真(国立科学博物館標本資料センター長)
デイノニクスという新種の獣脚類恐竜が命名されて今年で50年。「恐竜温血説」と「鳥類の恐竜起源説」のきっかけとなった、恐竜研究史の変曲点となった種です。「恐竜博2019」*では、門外不出とされていたホロタイプ標本の来日が実現しました。これまでの50年の恐竜学の進歩から、近未来の研究の展望まで、「化石の日」に「もの言わぬ」化石から、化石の魅力と可能性に想いを馳せてみませんか?
*「恐竜博2019」開催中 2019年7月13日~10月14日(国立科学博物館・上野)
※当イベントで恐竜化石の展示はありません。
深田研レクチャー
【会場】 深田地質研究所 会議室ほか
10:25-10:30 主旨説明 磯 真一郎(深田地質研究所)
10:30-11:00 山麓団地を襲う土石流からどう逃げるか-避難に役立つ被害予測地図とは
横山俊治(客員研究員)
近年、広島県の豪雨災害では、被害予測地図で警戒されていた山麓団地で多くの犠牲者が出ました。既往の被害予測地図そのものに大きな問題があることが分かってきました。どのような被害予測地図なら避難に役立つのか考えます。
11:00-11:30 北海道胆振東部で発生した崩壊・地すべり
大八木規夫(特別研究員)
北海道胆振東部地震(2018年9月6日、M6.7)では、テフラの崩壊のほか、奥行1.5km、移動距離400mに達する大規模地すべりをはじめとする多数の岩盤すべりも発生しました。現地調査結果で見出されたいくつかの問題点について紹介します。
11:30-13:00 都市の身近な地形・地質を楽しもう(レクチャー&地形実験)
木村克己(客員研究員)、池田 宏(特別研究員)、下茂道人(主席研究員)
都心の凹凸に富んだ地形の特徴を、12万年の気候変動と地殻変動の地球史の産物として、その成り立ちを紹介します。*地形実験は屋外で行います。
12:45-13:15 ジオ鉄以前の黒部峡谷をジオ鉄目線で探勝する
柏木健司(富山大学准教授)
黒部峡谷鉄道の建設が始まった大正12年以前の明治-大正期に、人々が黒部峡谷への探勝に訪れた痕跡を、ジオ鉄目線で探ります。
15:10-15:40 機械学習で変わる地球科学データの解釈方法
磯 真一郎(上席研究員)
AI・機械学習とはなにか、それによって従来のデータ解釈とは何が変わるのかについての研究結果と事例に基づき解説します。
体験学習
●作って楽しむアンモナイトアクセサリー
●化石発掘体験
防災教育
●あなたのお家「地盤診断」 ほか
展 示
●化石展示
●あんもふれんず
●世界のクリノコンパス
●研究所の活動(研究成果・出版物など)
-大気中メタンガスの揺らぎから活断層を探る
-水中火山岩関連
-そのほか
●ジオ鉄関連展示
-黒部峡谷鉄道のジオ鉄
-三陸鉄道のジオ鉄
-JR紀勢本線のジオ鉄 など
●第10回惑星地球フォトコンテスト(主催:日本地質学会)作品巡回展示
ご来場にあたって
■全館禁煙です。
■駐車場は使用できません。
■自動販売機、飲食物の販売はありません。
■飲食物の持込みOKです (休憩コーナー有)。
※ 当日所内でスタッフが記録した写真は、webや、深田研ニュース等に掲載させていただくことがあります。予めご了承下さい。